
京都のたけのこと言えば長岡や洛西のものが有名ですが、水やお酒、お稲荷さんで知られる『伏見』も、古来より上質なたけのこが育つ土壌として認められ、多くの竹林でたけのこが栽培されてきました。
一般的に、たけのこは土から顔を出したところを収穫しますが、京都のたけのこは地中で大きく育てて、地上に出てくる前に『ホリ』と呼ばれる専用の道具で掘り起こします。この収穫方法は、たけのこが空気や光に当たると黒ずんで硬くなったり、えぐみが増すのを防ぎます。
伏見の竹林の土は粘土質で、密閉性が高く豊かな栄養を蓄えるので、たけのこ栽培には最適な環境です。光の届かない土の中の栄養豊富な環境でじっくり育てて、地上に出る前に収穫する京都のたけのこは、白くて柔らかく、えぐみの少ない、
上質で美味しいたけのこです。
夏に草を刈り、秋に藁を敷き、冬に土入れをし、1年かけて丁寧に手入れされた竹林で、春に美味しいたけのこを収穫します。
白くて柔らかいたけのこは、えぐみが少なく、たけのこの香りと甘みがあります。
伏見の土と水で丁寧に育てられた、白くて柔らかい、えぐみが少ない京都のたけのこ。中でも希少な『白子』と呼ばれるたけのこは、さらに色白で柔らかく、生でも食べられるほど。まさに『知る人ぞ知る』逸品です。
けれどもそんな上質なたけのこも、収穫してからご家庭で調理されるまでに時間が経ってしまうと、えぐみが増し、硬くなってしまいます。京都のたけのこの本当のおいしさを知っていただくために、採れたての新鮮な状態でお届けしたいという想いから、私たちは早朝から収穫する『朝掘り』を行い、その場で箱詰め・発送しています。
百聞は『一食』に如かず。ぜひ一度、本当においしい京都のたけのこをご賞味ください。